第4回AbemaTVトーナメントを制するのは、どこのどいつだい?
あたしだよ!(←とりあえず言っとかないとね、意味わかんないけど。)
昨年の第3回AbemaTVトーナメントから早一年が経ちました、昨年はスター候補を揃えたチーム永瀬が優勝を果たしました。
果たして今年の第4回AbemaTVトーナメントはどのチームが優勝するのか。去年に引き続き、優勝候補チームを勝手に予想したいと思います。
この大会、スピーディーな対局はもちろんですが、チームを決めるドラフトも見どころ満載。各チームリーダーがどんな棋士を指名するのか、非常に注目です。今回は羽生九段もドラフトから参加するという事で更に目の離せないドラフト会議になっています。
そして今回からはドラフトに掛からなかった棋士が予選を戦い、勝ち抜いた3名で更にもう1チームを結成するという新たなシステムも追加されました。そちらのチーム構成も非常に楽しみです。
さあ、それでは今年も恒例の(←まだ2回目だけど)優勝候補チームを勝手に予想したいと思います。
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渡辺明名人 近藤誠也七段 戸部誠七段
チーム渡辺です。去年に引き続き同門の近藤七段、そして二巡目に振り飛車の戸部七段を獲得しました。
確かに戸部攻めが嵌ったら、このフィッシャールールで受け切るのは容易ではないかもしれません。
そして名門所司門下の近藤七段、以外にも棋戦優勝歴は無いんですね、しかし順位戦で唯一藤井二冠に黒星を付けた存在感はかなりのものです。
チーム渡辺、今回も優勝候補です。
豊島将之竜王 佐々木大地五段 大橋貴洸六段
チーム豊島です。チーム名は「スリースタービクトリーズ」。綱引きの強豪チームみたいな名前ですが、まあそれは置いといて。
1巡目に獲得した佐々木五段は初年度から勝ちまくっている若手強豪、棋戦優勝の実績はまだありませんが、師匠譲りの粘り強さと押し込んで行く手厚い棋風実力は皆さんご存知の通りです。
大橋六段は、初年度から46勝、勝率793.(2017年度)と勝ちまくっていましたが、四段昇段があの方と同期だった為に、実力十分ながら、あらゆる賞を29連勝に持っていかれたちょっと不運な棋士。※翌年度新人賞を受賞されてます。
高勝率の若手を揃えたチーム豊島、なんといっても大将はA級&前名人&現竜王、当然優勝候補です。
藤井聡太二冠(※2021/9/13叡王を奪取して三冠になりました) 伊藤匠四段 高見泰地七段
チーム藤井です。てんてーの方じゃなく聡太さんの方です。(という表現が古くなりました。)
第一回から全て優勝している(第三回はチーム所属)藤井二冠、メンバーを見ずとも優勝候補に挙げたくなります。
注目の一巡目に最年少棋士伊藤四段を指名しました。数少ない後輩棋士で歳も同じ、そういった意味でもやりやすいかもしれません。
そして二巡目、服部四段を抽選で外して高見七段を指名、ある意味意外でしたね。しかし指名されてみるとなるほど、スポークスマンとしても一流、更に若干24歳でタイトル(叡王)を獲得した実力者、貴重な棋士かもしれません。
そして大将の藤井二冠はもはやレジェンド級、長考派と称されますが、昨年の朝日杯と銀河戦の覇者です。早指し適性も抜群。
今年も、もちの、ろん、で優勝候補筆頭です。
永瀬拓矢王座 増田康宏六段 屋敷伸之九段
チーム永瀬、昨年は藤井七段(当時)、増田六段を擁し、ズバッっと優勝まで駆け抜けました。
今年も増田六段を獲得、藤井二冠はチームリーダーに昇格したので、二巡目にベテラン屋敷九段を指名。
フィッシャールールでは屋敷九段得意の2枚銀を繰り出す急戦が更に躍動しそうです。
チーム永瀬、今年も優勝候補です。(←今の所全部優勝候補だけど)
羽生善治九段 中村太地七段 佐藤伸哉七段
羽生先生、今年はドラフトから出てくれました、あざーっす。
1巡目に元王座、中村太地七段を指名。。
しかし2巡目は佐藤伸也七段、みんなズッコケたのではないでしょうか。
私はドラフトの結果を知ってからタイムシフトでアベマを見たのですが、リアルタイムで観てたらビール噴き出してPC壊していたかも知れません。(サトシン先生強いのは知ってます。)
居飛車本格派が揃ったチームです。個人的には成績より3人の絡みに興味があります。
佐藤康光九段 森内俊之九段 谷川浩司九段
永世棋聖が17世と18世を率いて今年も参戦(この3人で名人位何期取ってんでしょうか?)。
昨年は若手中堅強豪を蹴散らしBEST4まで勝ち進んだこのチーム、緻密&光速&鉄板はまだまだ健在。リアル進撃の巨人、今年も快進撃を期待します。
三浦弘行九段 高野智史五段 本田奎五段
このチームも去年と同じメンバーですね、去年も書きましたが、三浦九段らしいスリムで実を取ったメンバー。
早指し若手有利の法則を当てはめるなら、一気に優勝まで行く可能性あります。
木村一基九段 佐々木勇気七段 池永天志五段
昨年は同級生で固めたチーム木村でしたが、今年は一新、若手強豪で固めてきました。
受け潰し前王位、二九連勝ストッパー男(←もう古い)と昨年度の新人賞棋士、優勝候補です。
佐藤天彦九段 鈴木大介九段 古賀悠聖四段
元名人、今回は大ベテランと超若手を揃えてきました。
古賀四段は居飛車等、プロになったばかりで良く存じないのですが、鬼の三段リーグで二回も次点を取っている実力者、相当な戦力には間違いありません。
元A級鈴木九段の力強い四間飛車も楽しみです。
広瀬章人八段 丸山忠久九段 北浜健介八段
早稲田出身者で固めたメンバー。さすが名門大学、将棋の実績も一流の棋士ばかりです。
早稲田括りなら、個人的には竹俣さんを取って欲しかったですが。(←女流だし、引退してるし)※竹俣さんフジテレビのアナウンサーになったんですね、将来はプロ野球選手の奥さんですか。(←偏見がすごい)
余談はさておき、このチームの注目は、やはり丸山九段はこのルールでも食べ物を持ち込むのか、でしょうか。
糸谷哲郎八段 山崎隆之八段 服部慎一郎四段
昨年はNHKコンビを擁して挑んだ糸谷八段でしたが、今回は兄弟子「ちん丸」こと山崎八段を一巡目に指名、二巡目も森門下を指名するかと思いきや、若手の服部四段を指名しました。
服部四段はなんでも山崎八段に棋風が似てるとか。という事は難しすぎてアマチュアが指しこなせないあのスタイルなのでしょうか。
早指し適性抜群の糸谷八段と山崎八段、そして昨年まで三段リーグにいた若手の服部四段。
更にはこのチームは唯一、A級が二人います。断然優勝候補です。
稲葉陽八段 久保利明九段 船江恒平六段
加古川市出身者で固めました。てゆーか加古川で囲わなくとも普通に凄いメンバーです。
昨年のNHK杯、裁きのアーチスト、詰将棋の鬼、優勝候補に挙げずにはいられません。
菅井竜也八段 郷田真隆九段 深浦康市九段
また大御所を集めましたね、菅井八段。実績で言えばチーム康光に次ぐとんでもないメンバーです。(※チーム羽生は「深夜も君を寝かさない」補正でその分マイナスとさせて頂きました。)
考量時間がほぼないので、郷田先生が直感で指す本筋の手は勉強にしたいです。
深浦先生の地球代表の粘りも注目。
斎藤慎太郎八段 村山慈明七段 都成竜馬七段
チーム慎太郎?で合ってますかね、ちょっとゴロが悪いです。
1巡目、2巡目共クジで負けて再指名のメンバー。
序盤に明るく、NHK杯の優勝経験もある村山七段と、振り飛車居飛車どちらも採用する都成七段。せーの、優勝候補です。(←優勝候補多すぎ)
小林裕士七段 梶浦宏考六段 藤森哲也五段
今大会から導入された新システム、「ドラフト外れた棋士全員で予選を戦って勝ち上がった3名でチームを組む」(←もっと短くまとめられたはず)というシステムで構成されたチームです。
リーダーは親方こと小林裕士七段、豪快な攻め将棋が魅力です、まさにこのルールに合ってる棋風だと思います。
一方藤森五段も小林七段と棋風が重なる、一気に押しつぶす攻め将棋です。
梶浦六段は堅実でポイントを稼ぐ棋風ですね、得意の横歩取りに持ち込めれば、と言う感じでしょうか。
予選を勝ち上がってきたので、このルールの適正は十分。A級、タトルホルダーのリーダー達をどれだけなぎ倒せるか、注目のチームです。
-2年くらいずっと「アメバTV」って言ってました-
まとめ
一気に15チームを見てきました。
優勝候補10チーム位挙げちゃいましたので、ここで3チームに絞ります。
◎ チーム藤井 そうなっちゃいますね、皆さんも望んでいるでしょう。
〇 チーム糸谷 山崎八段の存在は絶大。
△ チーム豊島 チーム永瀬と迷いましたが、竜王の方で。
総括:今回は、前回よりベテランの棋士が増えた印象。この超早指しでどんな棋譜を残してくれるのか非常に楽しみです。
また個人的には野生の窪田七段や妖刀流福崎九段も見たいので運営の方、来季は何とかお願いしまっす。
昨年第3回AbemaTVトーナメントの優勝候補予想の方がそこそこ面白く書けました。▼