将棋観戦:棋聖戦2次予選 藤井(聡)七段VS澤田六段
こんにちは、久々の更新です。
本日2/10、連盟のHPを見たら明日は朝日杯の準決勝、決勝が行われるとの事。早い!広瀬先生のボッチ事件と藤井七段の2連覇からもう1年がたったのですね、決勝のあの桂捨ては今でも覚えてます、凄かった。
準決勝に勝ち上がった4人の方、是非とも頑張って下さい。
でも3連覇も見てみたい。
将棋観戦記、今回は棋聖戦2次予選から藤井七段VS澤田六段の対局の棋譜を掲載します。
この対局は2020/1/28関西将棋会館で行われました。先後は振り駒で歩が4枚、藤井七段の先手番となりました。
先手は藤井七段 戦型は代名詞の角換わり
▲2六歩 △8四歩 ▲7六歩 △3二金 ▲2五歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲6八銀 △7七角成▲同 銀 △2二銀 ▲4八銀 △3三銀 ▲3六歩 △6二銀 ▲4六歩 △6四歩 ▲3七桂 △4二玉▲4七銀 △7四歩 ▲7八金 △7三桂 ▲6八玉 △6三銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲1六歩 △1四歩▲4八金 △8一飛 ▲2九飛 △6二金 ▲6六歩 △5四銀 ▲5六銀
藤井七段の先手から戦型は角換わりへ、藤井さんたまには四間飛車でもやってくんないかな~ 冗談です。
37手目、先手▲5六銀と上がって相腰掛け銀に、まだ先手玉は6八にいるのでもう少し駒組みが進むでしょうか。
先日藤井七段がB2へ昇級を決めましたが、後手の澤田六段も完全自力ではありませんが最終局の結果次第で昇級のチャンスがありますね、澤田先生は解説がかなり面白いので好きな先生です。B1昇級応援しています。
47手 まだまだ定跡が続く
△5二玉 ▲7九玉 △4二玉▲4五桂 △2二銀 ▲7五歩 △同 歩 ▲5三桂成 △同 玉 ▲7四歩
局面図は47手藤井七段▲7四歩まで。この棋譜なんか最近見たなーと思ったら藤井VS畠山戦と同じ進みだとか。たしか後手が藤井七段でしたね、その対局は。
定跡というかまだ前例有りの局面なので不思議でもないのですが、まさかここから40手で終局してしまうとは、将棋はわからないですね。
後手6四桂から一気に激しく
△4四歩 ▲7三歩成 △同 金▲6五歩 △同 歩 ▲4五歩 △6四桂 ▲6九飛 △5六桂 ▲同 歩 △6四金 ▲4四歩 △2六角
先手藤井七段が▲7三歩成として桂を取り、後手は4五の打ち込みを警戒して△4四歩、その後先後共5四、5六の銀を軸に歩を付き合いますが54手目△6四桂から一気に局面が激しくなった印象です。
図は△2六角まで、先手の4八の金と、4四の拠点の歩の両取りです、後手がなんかよさそうに見えますが。
△5七歩で後手優勢にみえますが
▲4九飛 △4七歩 ▲3八金 △8六歩 ▲同 歩 △5七歩
後手澤田六段△5七歩の垂らしで私からみたら後手がかなりいいと思うのですが、棋士の先生方の検討はだいぶ違うようです。ホワイ何故。う~んむずい。
先手▲4五桂から流れるように勝勢に
▲4五桂 △6三玉 ▲7三歩 △5一飛▲7二歩成 △4五銀 ▲6二角 △5四飛 ▲7三と △5二玉 ▲4三歩成
先手△5七の垂らしは相手にしません、▲4五桂~▲7三歩と先手を取りに行きました、後手は取れない、取れない、の連続でついに▲4三歩成りの王手角取りに。
△5七歩は悪手だったそうです。いい手だと思ったんですけどね。
先手一気に踏み込んで87手後手投了
△同 玉 ▲2六角成 △5八歩成▲6三と △同 金 ▲5五桂 △3三玉 ▲6三桂成 △3一銀 ▲6四成桂 △投了 87手で先手の勝ち
先手が▲2六角成と角を取ってから後手は待望の△5八歩と成飛車取りに攻め込みますがそこは藤井七段、▲5五桂と踏み込んで一気に投了まで追い込んでしまいましたね。
両先生共お疲れ様でした。今回も勉強になりました(活かせてませんが)。
藤井さん明日の朝日杯頑張って下さい。
それと、高見七段、昇級おめでとうございます。 前にも書いたかな?
また更新します。
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